群発地震

群発地震とは特定の地域にたくさん起こる比較的小さな地震のことで、頻発地震、群生地震、地震群などとも言います。大規模の破壊をひき起こすようなことはありません。日本では小規模の群発地震があちこちで起こります。昭和5年の伊豆半島伊東付近の地震はそのよい例であり、40年8月に始まった松代地震も群発地震です。しかし、多発する徴小地震が群発地震の前ぶれなのか、それとも大地震の前ぶれであるかを判別することは、なかなか困難です。
地震波のうち最初にやってくるP波と、遅れてくるS波との到着時問のズレの間に、初期徴動といわれる弱いゆれを感じます。P波の速度は、S波の約1.7倍ですから、初期徴動の継続時間を測ると森厳までの距雛が求められます。この原理から、初期徴動継続時間に係数七を乗して震央距離を計算する式が大森公式と言われるものです。ただしこの式は震央距離の小さい場合にのみ有効です。

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