発光現象
地震の発生と同時、あるいはその直前に、地平線上の空が明るく光ることが、古くからしばしば観察されています。これを地震に伴う発光現象と言いますが、その実態はまだ解明されていません。科学的な記載デークが乏しく、多くは一般住民が地震の恐怖の合間に見たという雷光などと誤りがちな現象で、発光の持続時間も2、3秒から10数秒程度のものと言われます。昭和47年2月に八丈島を襲った烈震、40年から44年の間つづいた松代地震の際に目撃されました。特に松代地震では、初期の頃にこの光を写真撮影した人がいました。火山性地震に伴うものとは限らないために、地震動によって地電流が発生し、帯電するためではないか、あるいは付近の高圧線がスパークするのではないか、などの様々な憶測がされています。

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